ショップで色々相談しよう
さていよいよショップへ向かいますが、場所などは事前に電話やメールなどで確認しておきましょう。
当日行ってみて分からなくなっても、その都度ショップに問い合わせてももちろん大丈夫です。
ショップには空き家情報も掲示してありますが、すでに他のお客様の問い合わせが入っている場合も有りますのでもしも気に入った物件が掲示されていたら後で担当者に確認してみてください。
店内に入ったら手の空いている担当者が話しかけてくれるので、あとは案内にそって希望条件を伝えてください。
このときに「URお客様カード」を書くように促されると思います。
店頭で直接担当者に話さなくても大体の希望条件を書いて伝えられるように作られていますので、出来るだけ詳しく書きましょう。
この希望条件は誰しも同じことを考えると思いますが、
- 駅近く
- 広く
- 新しく
- 環境が良く
- 家賃が安い
などという全ての条件を満たすものはほとんどの場合ありません。
自分にとって譲れない条件をまずは決めましょう。
担当者はなるべく希望条件に近い物件で現在空きのあるものを紹介してくれるので、2件~3件の物件を実際に下見しに行きましょう。
(このとき退去済でも修繕の住んでいないお部屋は下見が出来ません)
では実際に鍵の貸し出しを受けて下見に行きましょう。
お下見準備編
お部屋の下見には本人確認書類が必要になりますので、担当者に提示します。
担当者から受け取るもの(店舗による)
- 物件の間取り図
- 物件の地図や見取り図
- バスの時刻表(希望者)
- スリッパと袋
- メジャー
- 筆記用具
- 下見のポイントや注意事項の書かれた紙
- 「物件内覧中」などと書かれたドアノブにかける札
- 下見・内覧申込書(店舗で記入したもの)
- ドアを押さえている金具の鍵or南京錠の鍵
当日の15時前までの申し込みなど決まりが有りますが、ショップ担当者の同行案内も無料でお願いする事が出来ます。
車での案内も可能な場合もあるのでショップにてお問合せください。(電話での問い合わせの時にでも事前に申し込む方が良いでしょう)
UR賃貸住宅ならではの注意点
さて、物件によりお部屋の状態にはかなりの差が生まれてきます。
一応お下見可能な状態のときは最低限の補修工事は終了しています。(裏を返せばお下見の状態でのお引渡しですのでこれ以上は今後の補修は有りません。)
UR賃貸住宅にはタワマンもあれば築50年以上経った配管がむき出し洗濯機の排水は関節排水という物件まで有ります。
※関節排水とは洗濯機の下の排水バン等に排水口が無く、洗濯機の排水ホースをお風呂場の中に通し排水を流すという仕組みの排水方式のこと。UR賃貸住宅の古い物件には多い。お風呂場のドアにホースを通す穴が開いているのでホースは挿したままでも良いが足を引っかける恐れがあったりと邪魔に感じる場合がある。
エアコンが取り付けられている物件はだいたいが一台までとなっています。
もしもエアコンの無いお部屋に取り付けたい場合に、
そのお部屋にエアコンの取り付け可能かは壁に以下の設備が有るかを確認しましょう。
- スラブぐち
- エアコン本体を固定するビス
- エアコン用コンセント
これらの3点セットが付いているかで判断できます。
3点セットが付いているお部屋にはそこにエアコンを自前で取り付けが可能です。(取り付け料金も入居者のご負担にて)
それがないお部屋は取り付け工事がそもそも出来ないお部屋の造りの場合が有るのと、工事可能でもお部屋の壁に穴を開けることになるため「住まいセンター」に申請書を出して許可を受けることになっています。
しかも費用はお客様ご自身の負担となり、退去時には原状回復の義務が発生しますので注意が必要です。
エアコンに限らずUR賃貸住宅で何か内装工事などをしたいときには住まいセンターへの「工事申請書」提出と退去時の原状回復は必要になるということにご留意ください。
※エアコンに関して壁に穴を開けない「窓用エアコン」については取り付け可能となっています。
物件にてお下見
物件に到着しましたら
- 鍵を開けてロックの金具を外します。
- 扉に「内覧中」の札を掛けます。
- スリッパをはきます
- ブレーカーを上げます。(これで室内の電気を点けられます)
- ビニールーカーテンを開けます。(窓も開けてみてOK)
- エアコンの取り付け設備の確認
- 洗濯機の排水溝や洗濯バンの確認
最低限これだけしたら、あとは自由に各部屋や水回り、押し入れなどの収納をご覧ください。
メジャーで家電製品が置けるかを計っておいても良いでしょう。
ベランダに出てみて景色の確認も出来ます。
お帰りの時には来た時と逆に
- 窓の鍵を閉める(これをしないと風雨や鳩!が入ってきたりする)
- ビニールカーテンを閉める
- ブレーカーを落とす。
- 玄関ドアノブに掛けた「内覧中」の札を取る
- 忘れ物が無いかを振り返って確認(ぜひしてください!)
- スリッパを脱いで袋へ入れる
- 鍵をまた来た時と同じように掛ける
以上です。
お疲れ様でした。ショップへ戻りましょう。
ショップへ戻ったら
担当の者から「いかがでしたか~?」と聞かれるので仮申し込みをするのかどうかを伝えてください。
気になったことや質問が有ったら伝えましょう。
UR賃貸住宅は基本先着順となっていますので、取り置きなどは出来ません、せいぜい仮申し込みの返事を待ってくれても次の日までです。
さすがに物件をお下見しているときには他のお客様がバッティングしないよう調整はしていますが、お下見が終われば先着順なので他の方の仮申し込みが入ってしまえば諦めるしかありません。
仮申し込みをして初めて物件を抑えられて他の方のお申し込みは出来なくなります。
次回仮申し込み編